2025.10.15 お知らせ
復帰のご挨拶(竹中謙史)
知的財産高等裁判所での裁判所調査官としての任期を終了し、この度、弁理士業務に復帰いたしました。
裁判所では、特許の有効性や技術的範囲が争われる場面を、技術の専門家として間近で見つめてきました。優れた発明が、明細書や請求項のわずかな不備により、その価値を十分に発揮できない、そんな「もったいない」場面を数多く目にしてまいりました。
この経験を通じて、強い特許は出願時から「作り込む」ものだという思いを、より一層強くいたしました。裁判所がどのようにクレームを解釈し、どこに着目して判断を下すのか。この視点を持てたことは、弁理士として何にも代えがたい財産です。
今後は、この貴重な経験を皆様の特許戦略に活かしてまいります。出願段階から将来の紛争を見据え、裁判所で「強い」と判断される特許の取得を支援いたします。
裁判所で培った視点を皆様のためにお役立てできることを、心より嬉しく思っております。
今後ともよろしくお願い申し上げます。